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スポーツ・ドライ・レビュー



先日ご案内いたしましたスポーツ・ドライのレビューです。

以下はすべて率直な感想です。

※営業的レビューではなく、一人のダイバーとしてのレビューです。

※すべてJUMPEI個人の主観に基づいたものですので、購入を検討されている方は、馴染みのダイビングショップの親しいインストラクターに相談され意見を聞かれることをお勧めします。

では、スタート!

まず、もっともインパクトがあったのは、「柔らかさ」です。例えるならば、「まるで普段着のうよう」な着心地。ジャージなどのスポーツウェアのような、来ていることを感じさせない着心地に、むしろ違和感を感じるほどでした。

水中の圧力がかかっている状況下でも、驚くほど動きやすいです。

柔らかさは特筆もので、首周りも含め圧迫感がなく、涼しい日ならアフターダイブも脱ぐ必要性を感じないほどです。

耐久性に関しては未知数です。一般的には柔らかい生地は耐久性も低いと言われることもありますが、仮にそうだとしても、通常のドライスーツが3,5mm厚の生地を採用しているところ、このスーツは5mm厚の生地を採用しているので、1,5mm分余計な分、そのへんの問題点はフォローできると思います。

生地が厚い分、浮力はややあります。

通常のドライスーツに比べ、500グラムから1キロほど余計に必要かもしれません。しかしこれは大きな問題点として感じませんでした。

保温性は全く問題ありません。

むしろ、暖かくて快適です。

防水ファスナーに採用されているTIZIPは、驚くほど柔らかく腕周りの動きが全く妨げられれません。開け閉めもとってもスムーズです。ただこのファスナーは定期的に簡単なグリスアップが必要で、怠ると水没する可能性があります。専用のグリスは同封されます。10~20ダイブに1回ほど米粒ほどのグリスを散布します。

バルブはショルダーバルブがなくリストバルブのみとなります。そもそもスーツ内のデッドスペースが少なく、しかも生地が厚く柔らかいのでスクイズになりにくいため、ほとんど給気の必要がありません。そのため、リストバルブだけでも十分問題ないと思います。なので、普段ドライスーツを中心に浮力コントロールをされている方にはお勧めできません。

ブーツは素晴らしいの一言に付きます。僕はセミハードを使用しています。泳ぐためのブーツですね、このブーツに関しては、僕も他のスーツに取り付け数年間使ってきましたので、やはり素晴らしいなと感じました。初めて使われる方は感動すると思います。常連のお客様がソフトブーツを使用していますが、こちらも絶賛されております。

このブーツは、歩くことにはあまり適していません。磯などでは滑りやすく、耐摩耗性もけっして高くありません。よって、ボートダイブを中心にご使用頂くことをお勧めします。

例えるならば、通常のスーツが一般道を走るスポーツカーだとしたら、このスーツはサーキッド専用のレースマシンと言ったところでしょうか?泳ぐダイブ専用のスーツとしての役割にのみご使用されることをお勧めします。

デザインに関しては、今までのダイビングスーツのデザインとは一線を画すデザインとなっておりますので、好みは分かれるところだと思いますが、僕は個人的にはとってもかっこよいと思います。

以上の点から、このスーツの特徴がご自身のダイビングスタイル・好みに合うという方には、心の底からおすすめするスーツです。

以上、レビューでしたっ😄

※あくまでも店長JUMPEIの主観によるものです


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