👂耳のトラブルが続くときの注意とケア方法
- ジュンペイ

- 2025年11月10日
- 読了時間: 7分

こんにちは😊
千葉のダイビングショップ「カレントブルー」のじゅんぺいです🌊
PADI公認のダイビングスクールとして、千葉・白井を拠点に、 ライセンス講習からプロコースまで幅広く開催しています🐠
今日は、ベテランのダイバーさんからよくご相談をいただく「耳のトラブル」について、書いてみたいと思います。
ちょー長いので、ご興味ない方には苦痛に感じるともいます(笑)
ブックマークしておいて、「あれ?」と思ったときに読んでみてください☺️
プロ資格にチャレンジする方は、絶対チェックしておいてくださいね♪
中耳炎が続いてしまったり、耳抜きのときに痛みが出てしまう――実はこれは、ベテランダイバーさんでも珍しいことではありません💧
このような状態のとき、無理に潜ると症状が長引いたり悪化したりすることがあります。今回はそんなときに知っておいてほしいことを、僕自身の体験も交えてお伝えします。
そもそも、耳抜きができなくなる原因とは?
耳抜きはダイビングの基本中の基本ですが、「いつもはできるのに、今日はなぜか抜けない」そんな経験、ありませんか?
実は耳抜きができなくなる原因は一つではなく、体調・環境・技術の3つが関係しています。
① 体調による原因
最も多いのが「耳管(じかん)」という細い管がうまく開かなくなるケースです。耳管は、鼻の奥と中耳(鼓膜の奥)をつなぐ空気の通り道。ここが詰まると、耳抜きは一気に難しくなります。
よくある体調の原因
風邪・鼻炎・花粉症による鼻づまり
のどや鼻の粘膜の乾燥・炎症
アレルギー性鼻炎
睡眠不足・ストレス・体調不良
飛行機・山登りなどによる気圧変化の影響
※特に風邪やアレルギーの治りかけは要注意。「大丈夫かな」と思って潜ると、耳が抜けずに炎症を起こすことがあります。
② 環境による原因
潜る場所や季節も、耳抜きのしやすさに影響します。
水温が低い → 鼻や耳の血流が悪くなり、耳管が開きにくくなる
乾燥した空気(冬季やエアコン) → 鼻粘膜が乾燥して通りが悪くなる
花粉や黄砂の季節 → 鼻の奥に炎症が起きやすく耳抜きが重くなる
※特に冬~春にかけては、耳のコンディションを整えることが重要です。
③ 耳抜きの「やり方」に原因がある場合
長く潜っているダイバーでも、知らないうちに耳抜きのクセが変わってしまっていることがあります。(後述しますが、僕の場合はまさにこれでした)
よくあるNGパターン
潜降を始めてから耳抜きをする(遅すぎ)
バルサルバ法(鼻をつまんで強く吹く)を力任せに行う
潜る姿勢が悪く、耳管が圧迫されている
片側だけ強く抜こうとして鼓膜を痛める
改善のコツ
潜降前から耳抜きを始める(予防的耳抜き)
「軽く・頻繁に・リズム良く」行う
顎を少し前に出す、左右に動かす
できればフレンツェル法やトインビー法も練習しておく
※フレンツェル法
声を出すときに使う喉の筋肉(舌根と軟口蓋)を使って、鼻をつまんだまま、口を閉じた状態で中耳に空気を送る方法です。息を強く吹かないので、鼓膜に優しく、深場でも安定して耳抜きができます。
やり方
鼻を軽くつまむ
口を閉じる
舌の奥(舌根)を上に押し上げて、「クッ」「ッカ」などの音をイメージ
のどの奥の筋肉を使って空気を押し上げる(喉を鳴らす感じ)
※喉を使って空気を送り込むイメージです。息を強く吹かないのがポイント。
※トインビー法
「鼻をつまんだまま、つばを飲み込む」だけのシンプルな方法。飲み込む動作で耳管(鼻の奥から中耳に伸びる細い管)が自然に開く仕組みを利用しています。
やり方
鼻を軽くつまむ
口を閉じて、つばをゆっくり飲み込む
これだけです。
耳抜きができないときの正しい対処法
耳が抜けないときは、絶対に無理をしないこと。焦らず、以下の手順を守りましょう👇
潜降を止めて、少し浮上(30cm〜1mほど)
呼吸を整え、リラックスする
顎を動かして再トライ
それでも抜けなければ、そのダイブは中止
無理に行うと、鼓膜の損傷や中耳炎につながります。耳は一度痛めると長引くことが多いので、慎重すぎるくらいでちょうど良いです。
そもそも準備が大切
耳抜きは「技術」だけでなく「体調管理」でもあります。海に潜る前日は、
睡眠をしっかり取る
水分を十分に摂る
鼻や喉を乾燥させないこの3つを意識するだけでも、耳の通りが全然違います。
そして、もし耳が抜けづらい日が続くようなら、早めに耳鼻科を受診すること。「最近抜けづらい」は、診察を受けるタイミングとしてはベストです😊
耳の圧力が下がっているとは?
僕も中耳炎になっときに、当時お世話になっていた耳鼻科の先生に教えていただいたのですが、中耳炎の治療中によく言われる「耳の圧が下がっている」というのは、中耳(鼓膜の奥の空間)の気圧が外の空気より低い状態のことです。
鼻の奥と中耳をつなぐ「耳管」がうまく開かず、空気が通らなくなることで、鼓膜の内側に“陰圧”がかかってしまうんです。
この状態が続くと、
音がこもって聞こえる
聴力が下がる
水が入ったような違和感
ダイビング中に痛みが出るといった症状が起こります。
医師の判断を最優先に
耳の状態が不安定なときは、まず耳鼻咽喉科の受診が第一です!!特に「ダイビングをしても問題ないか」を理解している医師に相談できると安心です。
中耳内に炎症や滲出液が残っているうちは、潜ることで圧変化がかかり、再発や鼓膜損傷のリスクがあります。「治った」と自己判断せず、医師のOKが出るまで潜らない勇気が大切です。
ただ・・・誤解を恐れず実体験を含めて正直にお話すると・・・診察を受ける耳鼻科の先生は、やはりダイビングに精通した耳鼻科の先生が良いと思います。
僕自身も経験があります
実は、僕自身も若いころ(27歳のとき)に耳のトラブルを抱えてしまい(とあるダイビングポイントでガイド中)、一時期は数カ月海に戻れなくなってしまったことがありました。
僕の場合はかなり重症で、最終的には手術を受けることになりました。手術後はしっかりと回復し、耳抜きの再トレーニングを丁寧に行った結果、それ以来20年以上、一度も耳のトラブルを起こしていません。マジで一度もです。
ただ、手術を受けるまでに間に大学病院も含めいくつもの病院にかかりましたが、最終的には、そのタイミングで、投薬による治療を受けていたとある大学病院の、他の科の先生(知り合いでした)に、「ここでは君の耳は治らない。紹介状は書けないが、すぐこの病院へ行きなさい」といわれ、紹介された病院へ行き、診察を受けた結果(それまでやってたことが意味なかったとわかった)、すぐに手術となりました。
ちなみにその時の検査で先生に言われたこと・・・それは、
「そもそも君、耳抜きできてないよ」
そう、耳抜きそのもののテクニックに問題があったのです。
この経験を通じて痛感したのは、「ダイビングに精通した専門医にかかる」ということです。そして、しっかり治して、正しい耳抜き方法を身につければ、その後は安心してずっとダイビングを楽しめます。
治療中にできるセルフケア
耳を休めながらも、日常生活の中でできるケアを取り入れることで、回復を早めることができます。
耳管の通りをよくする習慣
鼻うがい(生理食塩水でOK)
蒸しタオルで耳まわりを温める
加湿器・マスクで乾燥対策
十分な水分と休息をとる
それと、軽いトレーニング
顎を前後左右に動かす(ジョー・スライド)
つばを飲み込む・あくびをする練習
無理にバルサルバ法(鼻つまみ法)をしない
無理な耳抜きは逆効果です。内部に陰圧がある状態で空気を送ると、炎症を悪化させることがあります。
ダイビング再開のステップ
耳の状態が完全に回復したら、慎重にステップを踏んで復帰していきましょう。
Step 1:医師の「潜水OK」確認をもらう
Step 2:プールや浅場(1〜2m)で耳抜きチェック
Step 3:浅場で1ダイブ(5〜8m程度)を試す
Step 4:問題がなければ徐々に通常ダイブへ
焦らず少しずつ慣らしていくことが、耳を守るいちばんの近道です。
もちろん、ご相談いただければ、カレントブルーのダイビングプール&海洋でダイビング再開のプログラムもご提供できます。
最後に
耳は、ダイバーにとって「海とつながる感覚」を支えてくれる大切な器官です。痛みを我慢して潜るのではなく、「耳の調子が万全な状態で潜る」ことが、長くダイビングを楽しむ秘訣です。
僕も苦い経験をしてきたからこそ、「しっかり治せば、また必ず戻れる」ということを心からお伝えしたいと思います😊
不安がある方は、ぜひ一度プールでの耳抜きチェックなどもご相談くださいね。
耳抜きをテキトーにやってる人、気合でどうにかできると思ってる人、意外に多いようですが、
甘く見ては駄目ですぜ。
耳を大切にね❤(ӦvӦ。)



















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